1 目が覚めて、最初に右手を確認した。 いつもはそこに彼女がいた。僕は腕がしびれるのも構わずに、彼女が泊まる日は必ず腕枕をしていた。そうすることで二人の仲を円滑に進められると信じていた。身体の関係だけが夜の過ごし方じゃないと言い聞かせていた…
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